エアロバス ハイデッカ・初期型  
●北都交通
P−MS725S 1995年12月撮影 
車両概要
1982年秋、MS6シリーズを昭和58年排ガス規制に適合する為にフルモデルチェンジを実施し新たに生産工場を立ち上げ今までは別々の工場で生産していたシャシーとボディを同じ工場で生産する現在のバスの生産方法を採用する等全てのバスの考えを一新したのが初代エアロバスで発売当初はこのハイデッカのみの設定で後には色々な仕様の車種が追加される事となりました。
車体内容
車体については従来からのバスの概念を変えた独自の構造を採用した車体で基本設計も当時は総合自動車メーカであった三菱自が乗用車の二代目ランサー(通称ランサーEX)をデザインしたイタリア人セッサーノ氏のデザインをベースに今までのバスと異なる空気抵抗を重視したデザインを採用し多数の事業者が採用し観光バスから都市間高速バス、そして路線バスなど様々な用途で活躍しました。
エンジン内容
エンジンについてはV型8気筒エンジンを二種類設定し、何れもMS6シリーズからの継承ですが馬力やトルクを若干高める等排ガス規制対策以外についても改良を実施し標準出力仕様については8DC9型、低出力仕様については8DC8型を搭載し、8DC9型エンジン搭載車については前軸にバスとしては世界初で現在も日本の大型観光・高速型バスでは標準的となっている独立懸架仕様が設定され、初期型エアロバスでは新技術のため採用を見送る事業者もみられました。
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