エアロバス・スタンダードデッカ・初期型     
●永楽観光自動車
P−MS725S 1994年7月撮影
車両概要
1983年の春頃にハイデッカより約半年遅れで初代エアロバスに廉価仕様としてB35のまま継続生産となっていたスタンダードデッカがフルモデルチェンジを行い、ハイデッカと同様シャシーとボディを同じ工場で生産する方法を取り入れる等の共通点も見られましたが初期型のスタンダードデッカについてはハイデッカに対して生産期間も短かったので生産台数も少数に留まっています。
車体内容
車体については車高および床高さが約25p初代エアロバスのハイデッカに対して低くなり、廉価仕様として設定している事から装備面は基本的な装備のみで前面窓は左右分割窓、側面窓はメトロ窓、扉は折戸を標準とし前照灯についても画像の様なハイデッカと同じ角型前照灯についてはオプションとなり、標準仕様については丸型前照灯に変更しているのがスタンダードデッカ最大の特徴になります。
エンジン概要
エンジンについてはハイデッカと同じ構成でV型8気筒エンジン二種類を設定し標準出力仕様については8DC9型、そして低出力仕様には8DC8型を搭載し前輪独立懸架仕様も8DC9型エンジン搭載車にハイデッカと同じく設定されたが殆どの車両が前輪車軸懸架仕様で導入したのが現状でした。
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