Ｕ－ＭＭ８１６Ｈ 2001年4月撮影
１９９３年に新呉羽がＭＢＭに社名変更するのと同時に完成間もない新工場においてバスの生産が本格的に始まり大型車においては三菱名自のバス工場と同じ車種の生産を行う事からエアロミディＭＭを５年８ヶ月でフルモデルチェンジを実施しニューエアロバスの９ｍショートボディとして登場したニューエアロバスＭＭのスタンダードデッカです。
車体内容
車体関係としては前年に登場したニューエアロバスのスタンダードデッカを９ｍにした仕様でフルサイズ車と異なり９ｍ車においては廉価仕様のＳＤ仕様のみの設定で規格型の角型４灯の前照灯や折戸の乗降扉、メトロ窓の側面窓等を外観に装備し基本的にはエアロミディＭＭのスタンダードデッカの時の仕様に基づいている事から観光・高速型車両では珍しい乗車定員５７人の立席定員仕様も引き続き設定している他に廉価仕様でも冷房装置はサブエンジン式のフルオートエアコンを採用しています。
エンジン概要
搭載するエンジンについては排気量６．９リッターで中型車用の直列６気筒ＯＨＶの６Ｄ１５（Ｔ３）型インタークーラ付ターボでエアロミディＭＭに搭載していたエンジンに対して更に過給圧を上げて出力やトルクを高めたエンジンを搭載し、懸架装置はハイデッカと異なり前輪車軸懸架のみの設定としていました。