Ｕ－ＪＰ２１１ＮＴＮ 2013年6月撮影
１９９２年に西鉄・日産ディ・西工の三社で共同開発した中型ロングボディのワンステップ車は１９９３年に日産ディから新型自動車として型式取得を実施し正式に発売したのと同時に富士重工も８Ｅに対して日産ディのＪＰに架装が可能な仕様のワンステップ車を導入し、１９９８年まで生産し、平成元年排ガス規制に適合した車両においては京王・西東京・秋田市営の三事業者への導入に留まり本格的な導入においは平成６年排ガス規制に適合した車両となります。
車体内容
基本仕様については当時の８Ｅには設定していなかったワンステップ車で全長を約１０．５ｍに延長をしているのは西工が同じシャシーに架装した車両と同様だが、基本仕様においても西工では見られなかった前中引戸の組み合わせの乗降扉や二段窓の側面窓の採用事例も見られたのと冷房装置においても通常の８Ｅでは車両の前方に冷房を搭載しているがＪＰに架装したロングボディの８Ｅでは車両の後方に搭載する等の仕様面の変更も見られ、この時に製造した車両においては床面地上高が６０センチと西工に比べて富士重工の場合は若干高い位置となっていました。