ＱＲＧ－ＭＳ９６ＶＰ 2016年3月撮影
２００７年と２０１０年に大幅なマイナーチェンジを実施したＭＳ９エアロクイーン、２０１４年にはエンジンの改良を中心としたマイナーチェンジを実施し燃費の改善や外観でも若干の変更が見られ２０１７年にＭＳ０へ更に大幅なマイナーチェンジを実施するまで生産していた車両です。
車体内容
仕様としては標準仕様と３列独立シート等を採用した夜行高速用のハイウェイライナーを展開し許容乗車定員も５５人と多く、この時のマイナーチェンジでエンジンの改良により左側側面のラジエータグリルの大型化したのが特徴で他にも室内灯のＬＥＤ化などを実施し冷房についてはデンソー製のユニット床下搭載の直結冷房のみの設定としています。
エンジン概要
エンジンについてはダイムラーグループ各社共同開発でメルセデスのＯＭ４７１型エンジンを基本設計にした排気量１２．８リッターで大型車としては珍しいＤＯＨＣ４バルブにインタークーラ付のターボと尿素ＳＣＲ触媒＋ＤＰＦを組み合わせたブルーテック仕様の６Ｒ１０（Ｔ４）型エンジンを採用し燃費改善により２０１５年４月以降に生産した車両については燃費基準の比率見直しにより平成２７年燃費基準＋１５％達成車となります。