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バリエーションファイル ニューエアロバス ハイデッカ 後期型 三菱名自製
名鉄東部観光バス KC−MS829P
1998年1月から4月までの暫定的な生産だったニューエアロバスの後期型モデルにおいて三菱名自のバス工場で生産したハイデッカにおける標準的な仕様の車両でこの時の生産において大半がこの標準仕様であるEX仕様となり、2008年に名観と合併するまで名鉄東部観光の車両については複数の塗装の車両が見られました。
2001年4月撮影
濃飛乗合自動車 KC−MS822P
1998年から高速バスの運行を始めた濃飛バスが導入した車両は中央道を走行する昼行高速車両によく見られる仕様の車両ですが側面窓がT字窓を採用しているのが特長でもあり、濃飛バスが導入した高速用ニューエアロバスではこの車両のみが三菱名自のバス工場で生産した車両です。
1998年4月撮影
阪急バス KC−MS829P
1998年に明石海峡大橋が開通した時に阪急バスが導入したニューエアロバスのハイデッカで、4列シート・左側後方トイレを採用した昼行便の高速バス車両としては標準的な座席配置の車両であるのと阪急バスにおいて久々となる西工以外の昼行高速車両となりました。
1998年8月撮影
徳島バス KC−MS829P
1998年に明石海峡大橋の開通と同時に徳バスでは関西方面への高速バスの運行拡大を行い、従来の車両と異なるハイデッカの車両としてオプションとして装着率が高まっていてたISO規格の10穴ホイールとデンソー製冷房装置を採用したニューエアロバスのハイデッカを導入し、徳バスの昼行便用のハイデッカで新型セレガ以外の車両における側面固定窓の車両はこの時の車両のみとなっていました。
1999年5月撮影
日本急行バス KC−MS829P
ニューエアロバスの後期型モデルについては三菱名自製に限って先行生産した車両が生産され、その中で日急バスは名神ハイウェイバスに使用しているメルセデスの車両の代替として4年ぶりに新製した車両で標準出力仕様のエンジンや補助席を設置するなど大幅な仕様変更が行われました。
1997年12月撮影
西日本ジェイアールバス KC−MS829P
この時のマイナーチェンジでニューエアロバスのハイデッカについても廉価仕様のSA仕様が追加設定され、納入価格もスタンダードデッカのSX仕様とほぼ同じ価格で納入が出来、幅広い用途で採用されたがブレーキについてはエアオーバー式のみの設定となり西日本JRのようにエアブレーキを基本としていた事業者への納入も見られ、この事業者についても明石海峡大橋を走行する高速バスを中心に導入しました。
2007年9月撮影
両備バス KC−MS829P
初期のニューエアロバスやエアロクイーンTでは前面の社名表示灯はオプションとしての設定となり、装着率が高かったことから1995年のマイナーチェンジで標準装備となりましたがオプションだった当時に社名表示灯を装着しなかった事業者では前面の社名表示灯を省略する事業者も見られ、この時のモデルについては標準仕様のEX仕様の場合で逆に廉価仕様のSA仕様については前面の社名表示灯はオプションとしての設定となっています。
2000年5月撮影
京成電鉄 KC−MS829P
マイナーチェンジを実施し三菱名自のバス工場で生産したニューエアロバスの後期型においても直結冷房を搭載した車両は少しだけ生産され、京成の車両については当時のリムジンバスの車両と同様マーカランプを省略した仕様であるのと搭載している直結冷房は菱重製の装置で同じくオプションで設定しているデンソー製の直結冷房よりユニットの高さが高くなっているのが特長です。
2001年5月撮影
知多乗合 KC−MS829M
後期型ニューエアロバスのハイデッカにおける短尺車は暫定生産だった三菱名自のバス工場で生産した車両にも少しだが生産され、知多バスでは上高地の旧トンネル時代の釜トンネル走行対応車両として導入した車両です。
1998年5月撮影