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バリエーションファイル セレガFD 後期型(1)
東野交通 KC−RU3FSCB
1995年に二度目のマイナーチェンジを行ったセレガFDにおける標準的な仕様の車両で、この当時のFDについては標準仕様のみの設定となり、東武グループにおける初代セレガはFSの比率が高く、FシリーズでもFDを基本としていた事業者も見られました。
1997年3月撮影
那覇交通 KC−RU3FSCB
当時の銀バス(現在の那覇バス)における初代セレガはFS中心の導入でKC−規制のおけるFDの導入台数は限られ、JRグループ各社及び日本旅行以外のJR系旅行会社のツアーオペレーション専用車両としてJRバス風の塗装をした車両も見られました。
1999年2月撮影
奈良交通 KC−RU4FSCB
奈交の初代セレガでは貸切車についてはグランデッカ(GD)のみを導入していましたが側面窓がメトロ窓からT字窓に変更となった1998年からFDも導入する様になり、過去に空港リムジンバスに採用した車両と同様でエンジンについては高出力仕様のエンジンを採用しています。
1999年1月撮影
京阪宇治交サービス KC−RU4FSCB
バス事業は後に京阪宇治バスへ事業譲渡し事業譲渡後の2006年に廃業した京阪宇治交サービスの貸切車で1998年に廃業したKISB(京阪国際観光)が最後に導入した車両を引き継いだ車両で、KISBについてもハイデッカ車両についても高出力エンジンの車両を採用していました。
2000年3月撮影
信南交通 KC−RU4FSCB
信南における中央高速バス用の車両は一時的だがふそうの車両と併用して再び日野の車両が少しだけ導入され、初代セレガでも日野車の導入が再開した当初はFDでニューエアロバスに合わせエンジンについても高出力仕様のエンジンを搭載した仕様でしたがこの仕様で導入したのも一回限りとなった信南では珍しい車両です。
2004年11月撮影 
大阪市交通局 KC−RU3FSCB
関空へのリムジンバスで短い期間で撤退したがなんばからのリムジンバスが増便した時に大阪市営バスも参入し、仕様としてはスライド式トランクルームなどを備えるメーカ推奨の基本仕様で導入され、大阪市営バスの車両の特徴でもある独自の無線アンテナが前方左側に搭載されているのを除くと塗装についても日産ディがデザインしてKATEの車両と同じ塗装としていました。
1996年4月撮影
近畿日本鉄道 KC−RU3FSCB
近鉄では関空へのリムジンバスの車両については貸切車や夜行高速車から転用した車両で運行を開始し、1996年に初めて新製したのがこの車両で当時の近鉄におけるセレガのFDでは側面メトロ窓が基本で空港リムジンバスの車両についても画像の様に側面窓はメトロ窓となり、トランクルームについてはスイング式となっています。
1996年4月撮影
四国高速バス KC−RU4FSCB
1998年に明石海峡大橋が開通してから関西地区への高速バスの運行本数が増加したSKBが中距離用として導入を開始した4列シート車の車両で、最初の頃は長距離夜行用のスーパーハイデッカと同じくホイールベース右側中央にトイレを設置した仕様の車両です。
2000年1月撮影
ジェイアールバス関東 KC−RU4FSDB
新製時の支店や営業所によって若干仕様が異なるJR関東の高速車で、初代セレガについても1996年度までは全てFDとなり、東京支店の車両に限って引き続き当時における初代セレガとしては珍しいフルエアブレーキ仕様の車両となり、オプションで追突警報装置(セーフティアイ)を搭載しています。
1996年9月撮影
京王帝都電鉄 KC−RU3FSDB
京王がバス事業分社前の1997年に中央高速バスの車両では久しぶりとなる日野車が導入され、この時の車両が京王では初めてとなるセレガでブルーリボンの時と同じく逆T字窓の側面窓を採用したフルエアブレーキ仕様のFDから導入していましたがFDについてはこの時限りとなり、その後は2005年までFSを多数導入しています。
1997年7月撮影
名阪近鉄バス KC−RU3FSCB
初代セレガにおける側面窓のサンダーカット仕様の車両については引き続きオプションとして設定されるがこの時になると実際に採用した事例が少なくなり名阪近鉄についても1996年にこの1台を導入したのが最後となり、その後は標準的な側面窓を採用する様になりました。
2003年10月撮影
エルム観光バス KC−RU3FSCB
エルム観光独自の部分傾斜窓仕様の車両も導入を再開し、U−規制の時の車両の時と異なり側面窓は全面固定窓仕様を採用する等若干の仕様変更も見られ、エルム観光による初代セレガのFDはこの独特な特注車両占めていました。
2000年10月撮影