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バリエーションファイル セレガFD 後期型(2)
茨城交通 KC−RU3FSCB
1998年に平成10年騒音規制への適合と室内を一新するマイナーチェンジを実施した初代セレガのFD(フルデッカ)における標準的な仕様の車両で、外観については従来と同じ仕様で様々なオプションを設定し、茨交が導入した初代セレガのFシリーズで貸切車については全てFDとなっていました。
2000年11月撮影 
関東バス KC−RU3FSCB
この時のマイナーチェンジで新規設定となったFDのスタンダード仕様で、基本装備を最低限の装備に抑えFSの廉価仕様より安い価格で納入が可能とした車両で実際に導入した事業者は少なく、この車両については2002年に事業停止したMBCラインが導入した車両で羽田空港へのリムジンバスを運行する事になった関東バスが譲渡した車両となります。
2002年5月撮影
しまなみバス開発 KC−RU3FSCB
1999年にしまなみ街道が全通した時に船舶会社が共同出資によって設立し、後に瀬戸内しまなみリーディングとなる事業者で車両についてはニューエアロバスと併用でセレガも導入し、塗装についても広島県の本四バスの観光・高速バスの塗装を青色ベースに変更したデザインを採用しています。
2000年5月撮影
中日本観光自動車 KC−RU3FSCB
保有していた車両は全て日野車に統一し、2001年に倒産した中日本観光が最後に導入した車両で乗車定員62人の定員重視の車両となり、倒産後初代セレガについては大半の車両が名阪近鉄へ譲渡され一部の車両が高速バスに転用したが外観の仕様が若干異なるものの基本仕様が名阪近鉄の自社発注車両と同じなので譲渡後も大半の車両は現役で活躍しています。
2000年7月撮影
徳島バス KC−RU3FSCB
1998年に開通した明石海峡大橋は関西と四国の間の所要時間の短縮に貢献し、高速バスの需要が強く徳バスでは明石海峡大橋が開通した時に導入した車両はふそう車のみだったが1999年からは本数の少なかった時の大阪線専用車以来となる日野車としてセレガのFDを導入し、現在では徳バスが保有する高速車の半分以上は日野車で占める様になりました。
2000年5月撮影
奈良交通 KC−RU4FSCB
保安基準の改正により日本においても脱着座席が認められ、車椅子対応のリフト付バスについても汎用性が高まったことにより台数も以前に比べて普及し、奈交では中扉を車椅子乗降専用扉にした車両で装置の関係で床下のトランクルームのスペースを確保する点から屋根配置仕様の直結冷房を搭載しています。
2004年12月撮影 
東日本急行 KC−RU3FSCB
仙台から各地へ高速バスを運行する東日本急行の車両で、トイレを備えない定員重視車両を採用し、初代セレガについてもフルデッカの標準仕様でこの時から扉がオプションとして設定している折戸を採用しているのと方向幕についても前面の社名表示灯のみに変更する等仕様面でも大きな変化が見られた車両です。
2004年7月撮影
広島電鉄 KC−RU3FSCB
バス事業を撤退した子会社の広電観光から転籍した車両で、現在はワンマン改造を実施して広島−呉の高速バス「クレアライン」の専用車両に転用した車両で、外観についても前面の社名表示灯をLED式に変更したのとサボ受けを新設した他は塗装についても広電グループ共通塗装のまま運行しています。
2009年4月撮影
南海電気鉄道 KC−RU3FSCB
2000年に南海が空港リムジンバス用に導入し、導入当初は淡路花博への臨時バスにも使用していたこのセレガはOKKのC−Tに見られるようなサブエンジン式冷房を搭載した車両では珍しいスライド式トランクルームを採用しているのが特長で、初代セレガにおいては南海のみの仕様となります。
2000年8月撮影
ジェイアールバス関東 KC−RU3FSCB
1999年にJR関東が1台のみ導入したスタンダード仕様で、JR関東においてこの当時のセレガはFSの導入が基本だった時で納入価格が廉価なこの仕様の車両もオプションとして装着したのもセーフティアイ(追突警報装置)とトイレのみで現在は高速車から路線車に転用して活躍しています。
2002年5月撮影